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腰の症状|横山医院|保土ヶ谷の整形外科・リハビリ・内科・在宅医療

腰の症状

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腰痛、下肢の痺れ、こわばり、臀部痛

原因と病態

デスクワークや車の運転など長時間の座位や立ち仕事、力仕事が多い方に起きやすい症状です。長時間同じ姿勢をとることで椎間板の変性が生じ、ヘルニアの原因になったりもします。
若年層では、スポーツの際に腰椎分離症という疲労骨折を発症することもあります。

治療方法

神経ブロックや薬物療法、物理療法に加えコルセットなどの装具を用いることもあります。
下肢の柔軟性や股関節の動きが悪いことで腰部に負担がかかるので、ストレッチや体幹のトレーニング、生活指導なども理学療法の中で指導していきます。

代表的な疾患

胸腰骨圧迫骨折

胸腰椎(胸椎と腰椎の間の椎骨)の圧迫骨折は、通常、骨が転倒や転落、交通事故などの外力によって圧迫されることで生じます。このような骨折は、骨が垂直方向に圧迫されることによって骨組織が損傷し、圧迫された部位の骨が潰れ発症します。また骨粗鬆症がある方は軽微な外力(ちょっとした転倒など)でも骨がつぶれ発症することもあります。

原因と病態
主な原因は、高齢者の骨粗しょう症やに伴う骨の脆弱化が挙げられます。
また若年者では、骨折の可能性が高いスポーツや活動、特に高所からの転落が起こりやすい状況下での活動もリスク因子となります。
診断
診断には、症状の詳細な評価、身体検査、および画像検査(X線、MRIなど)が必要です。
予防と治療
保存療法(安静、装具治療、痛みの管理、物理療法)、骨粗鬆症の治療、手術などが含まれます。早期の診断と適切な治療が重要です。
腰椎分離症

腰椎の一つまたは複数の椎骨の椎弓(腰椎の後方の部分)に骨折が生じる疾患です。この骨折によって、椎骨の前後の部分が分離してしまうことがあります。腰椎分離症は主に若い年齢層で見られ、特にスポーツをしている若者や成長期の子供によく見られます。

原因と病態
腰椎にかかる反復的なストレスや過度の屈伸や回旋運動などの動きに関連しています。これにより、椎骨の後方の部分に微小な骨折が生じ、時間とともに進行することがあります。また、遺伝的要因や体格、特定のスポーツの実践なども関連しています。
診断
診断には、症状の詳細な評価、身体検査、および画像検査(X線、MRIなど)が必要です。
予防と治療
保存療法(安静、装具療法、物理療法、痛みの管理)、スポーツ活動の制限、骨強化のための運動、または手術が必要な場合があります。
また運動制限が難しく運動を継続したい場合は、デメリットを説明させていただき、治療方針を計画していきます。
腰椎すべり症

腰椎すべり症は、腰椎の椎体(椎骨の前部)がずれている状態を指します。

原因と病態
椎間板や椎間関節の変性、靱帯の緩みなどが原因で、椎体間にずれが生じます。腰椎分離症が原因となることもあります。
腰椎すべり症は、腰痛や脚の痛み・しびれを引き起こすことがあります。
診断
診断には、症状の詳細な評価、身体検査、および画像検査(X線、MRIなど)が必要です。
予防と治療
保存療法(安静、装具療法、物理療法、痛みの管理)、スポーツ活動の制限、骨強化のための運動リハビリテーション、または手術が必要な場合があります。
腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニアは、腰椎(脊椎の下部)の間にある椎間板が損傷し、内部の柔らかいゲル状の核が椎間板の外に飛び出して神経を圧迫してしまう状態を指します。

原因と病態
椎間板は加齢とともに水分量が減少し、弾力性を失う傾向があります。このため、加齢によって椎間板が脆弱になり、ヘルニアのリスクが高まります。
また、姿勢の悪化や不適切な体勢が、椎間板に圧力をかけることでヘルニアを引き起こす場合があります。
診断
診断には、症状の詳細な評価、身体検査、および画像検査(X線、MRIなど)が必要です。
予防と治療
保存療法(安静、装具療法、物理療法、痛みの管理)、薬物療法があり症状が改善しない場合は当院では超音波ガイド下にブロック注射を施行しています。背筋・体幹の筋力が重要ですので、それらのトレーニングやストレッチなどの指導をリハビリテーションで指導していきます。それでも症状が改善しない場合は手術となることがあります。
筋・筋膜性腰痛

筋・筋膜性腰痛は、腰部に発生する一般的な疼痛の一種であり、筋肉や筋膜の損傷や炎症によって引き起こされます。この痛みは、腰部だけでなく、臀部や大腿部にも放散することがあります。

原因と病態
腰部、臀部、または大腿部に痛みが生じます。また、特定の動作や姿勢の際に痛みが強くなることがあります。
診断
診断には、症状の詳細な評価、身体検査、および画像検査(X線、MRIなど)が必要です。
予防と治療
治療には、安静、物理療法、痛みの管理、姿勢の改善、筋肉の強化などがあります。疼痛が強い場合や持続する場合、当院では超音波ガイド下に注射をして痛みのコントロールを行っております。
腰部脊柱管狭窄症

腰部の脊柱管(脊髄や神経根が通る管)が狭窄し、脊髄や神経根に圧迫がかかる状態を指します。

原因と病態
脊柱管狭窄症の主な症状は、腰部から下肢にかけての疼痛や痺れなどの神経症状です。特に歩行時や立位時に痛みが強まることがあります。前かがみで休憩すると症状が緩和するので、歩行と休憩を繰り返す間欠跛行が特徴的な症状です。
診断
診断には、症状の詳細な評価、身体検査、および画像検査(X線、MRIなど)が必要です。
予防と治療
治療には、保存的(安静、物理療法、痛みの管理)、薬物療法などがありますが、症状が持続する場合は仙骨硬膜外ブロックを施行します。当院では的確に施行するため超音波ガイド下に施行しています。それでも症状が改善しない場合は手術となることもあります。
変形性腰椎症

腰椎(脊椎の下部)の変性疾患の一つであり、加齢による脊椎の変化に関連して生じる症状を指します。脊椎の変性は、椎間板の退化、椎体の変形、靭帯の肥厚などを含みます。これらの変化により、腰痛や神経症状を引き起こすことがあります。

原因と病態
腰部の痛みが最も一般的な症状です。痛みは通常、長時間の立位や歩行、または腰に負荷をかける動作時に悪化します。また、腰痛と同時に、臀部や大腿部にも放射痛が生じることがあります。
診断
診断には、症状の詳細な評価、身体検査、および画像検査(X線、MRIなど)が必要です。
予防と治療
治療には、保存療法(安静、物理療法、痛みの管理、薬物療法)、リハビリテーション、手術などがあります。
仙腸関節障害

仙腸関節障害は、仙骨(腰椎と尾骨の間に位置する三角形の骨)と腸骨(骨盤の一部)の間にある関節の障害を指します。

原因と病態
不良な姿勢や側弯症により仙腸関節に負荷がかかることによって痛みが出現します。また自己免疫性の疾患が隠れていることもあります。
診断
診断には、症状の詳細な評価、身体検査、および画像検査(X線、MRIなど)が必要です。
予防と治療
治療は、非ステロイド性抗炎症薬、物理療法、エコーガイド下仙腸関節ブロック注射、リハビリテーションなどがあります。
側弯症

側弯症は、脊椎が側方に曲がる状態を指します。この状態は通常、側方曲率が10度以上の場合に診断されます。側弯症は通常、青年期の成長期に発症し、男性よりも女性に多く見られます。

原因と病態
側弯症の原因は様々ですが、大部分は特定の原因が特定できないもので、特発性側弯症として知られています。
診断
診断には、症状の詳細な評価、身体検査、および画像検査(X線、MRIなど)が必要です。
予防と治療
治療には、保守療法(安静、物理療法、痛みの管理、薬物療法、リハビリテーション)がありますが、角度が20~25度以上となった場合は装具療法、40度~45度以上になったら手術が必要になることがあります。
骨粗鬆症

骨粗鬆症は、骨の密度が低下し、骨の質が劣化する疾患であり、骨折のリスクが高まる状態を指します。この疾患は通常、加齢とともに進行し、特に女性に多く見られます。

原因と病態
骨粗鬆症の主な原因は、骨形成と骨吸収のバランスが崩れることによる骨量の減少です。骨形成が骨吸収を上回らない場合、骨密度が低下し、骨粗鬆症を発症します。
診断
骨粗鬆症の診断には、骨密度測定(DEXAスキャン)、血液検査、X線などの画像検査が用いられます。
予防と治療
治療には、栄養補助、運動、薬物療法(ビタミンDやカルシウムの補給、骨形成を促進する薬物など)が挙げられます。
転移性脊椎腫瘍

転移性脊椎腫瘍は、がんが他の部位から脊椎に転移した場合に発生する腫瘍を指します。転移性脊椎腫瘍は、がんが体内で進行する過程で、がん細胞が血流やリンパ管を介して脊椎に移動し、そこで新たな腫瘍を形成することによって発生します。

原因と病態
腫瘍が脊椎や周囲の組織を圧迫することで、背中や腰の痛みが生じることがあります。脊椎の神経根や脊髄が圧迫されると、下肢の痺れやしびれ、筋力低下などの神経症状が生じることがあります。
診断
転移性脊椎腫瘍の診断には、画像検査(X線、MRI、CTスキャンなど)が用いられます。
予防と治療
治療には、症状の管理、疼痛管理、放射線療法、化学療法、手術などが行われることがあります。基本的には原発がんの治療していただいている医療機関での治療が望ましいです。
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