原因と病態
四十肩、五十肩と呼ばれるように、年齢を重ねるごとに肩の筋肉の機能が低下してきます。
肩の筋肉の機能が低下すると肩の関節にも負担が生じ、痛みや腕が挙がりにくいなどの機能障害が起こります。
近年、デスクワークやスマートフォンの使用に伴う不良姿勢が原因で肩関節への負担も生じることがあります。
Shoulder
肩の痛み、肩こり、上腕(二の腕)の痛み、腕があがらない
四十肩、五十肩と呼ばれるように、年齢を重ねるごとに肩の筋肉の機能が低下してきます。
肩の筋肉の機能が低下すると肩の関節にも負担が生じ、痛みや腕が挙がりにくいなどの機能障害が起こります。
近年、デスクワークやスマートフォンの使用に伴う不良姿勢が原因で肩関節への負担も生じることがあります。
超音波エコーやMRIなどの検査を行い、診断を行います。
診断内容に伴い、まずは超音波ガイド下での注射や薬の内服などで痛みを取り除く治療を行います。
また、原因に対してリハビリテーションを行うことで、可動域改善、痛みの緩和、再発を予防していきます。
肩関節周囲炎(肩関節周囲の炎症)は、肩の周囲組織や関節包に炎症が生じる状態を指します。この炎症は、肩関節周囲の軟部組織や滑液包、腱、筋肉などに影響を及ぼします。
肩関節周囲炎は、肩の動きや機能に影響を与え、痛みや可動域の低下を引き起こすことがあります。
肩の関節を安定させる腱板(肩関節の周囲を覆う4つの筋肉の腱の集合体)に損傷が生じた状態を指します。
急激な外傷や長期間にわたる肩の使用、加齢などによって引き起こされることがあります。
長時間の不適切な姿勢やストレス、運動不足などが原因となります。
一般的に、デスクワークやパソコン作業、スマートフォンの使用など、肩や首を長時間同じ位置に保つことで起こりやすくなります。
肩関節の軟骨が徐々に劣化し、関節の形や機能が変化した状態を指します。一般的には、加齢や肩関節の過度の使用、肩関節の怪我などが原因となります。
変形性肩関節症は、肩の痛みや機能の制限、日常生活の活動に支障をきたすことがあります。
頚椎(首の椎骨)や肩、腕に痛みや痺れなどの症状が現れる症候群です。通常は、頚部の神経や血管が圧迫されることによって引き起こされます。
頚肩腕症候群は、頚椎椎間板ヘルニア、頚椎の変形、頚椎の筋肉や靭帯の緊張、頚部の外傷などが原因となります。
肩関節脱臼は、球状の上腕骨頭が肩甲骨の関節窩から完全または部分的に脱臼した状態を指します。通常、外傷や急激な肩の動きが原因で発生します。
通常は外傷や怪我が原因で起こります。例えば、直接的な衝撃や落下、スポーツ中の衝突などが原因となります。
特に、肩を突き出した状態での転倒や腕の上に直接の衝撃を受けることで起こります。
鎖骨骨折は、激しい痛み、腫れ、そして肩の動きの制限が含まれます。骨折部分が目に見える場合もあります。症状の重さは、骨折の種類や場所によって異なります。
上腕骨の近位端(肩とのつながりの部分)で生じる骨折です。