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関節リウマチ|横山医院|保土ヶ谷の整形外科・リハビリ・内科・在宅医療

関節リウマチ

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関節リウマチRheumatism

関節リウマチのイメージ

関節リウマチは、外敵から体を守る免疫の異常によって関節内に存在する滑膜という組織が異常増殖することで、関節内に慢性の炎症を生じる疾患です。痛みや腫脹を伴い進行すると関節が破壊され、様々な程度の機能障害を引き起こします。
関節症状に加えて貧血や微熱、全身倦怠感などの全身症状を合併することもあります。
女性が男性よりも4倍ほど多く、30~50歳が好発年齢です。しかし、近年65歳以上で発症する高齢発症関節リウマチも増えてきています。人口の0.5~1%が罹患していると言われています。

原因と病態

原因ははっきりと分かっていませんが、遺伝的な要因に、出産や喫煙、歯周病、感染症などの環境要因が重なり発症すると言われています。
関節は骨と骨の連結部で、その周りに関節包があり関節包の内側に滑膜があります。関節リウマチでは、この滑膜に炎症が起こる疾患です。
関節に痛み・腫脹を伴うだけでなく、炎症が持続していると関節の中の骨・軟骨や腱が破壊され関節の変形を認めるようになってしまいます。
関節を変形させないためにも早期診断・早期治療が重要となっています。

診断

症状や身体所見、血液検査(CRP、リウマチ因子、抗CCP抗体など)、画像検査(X線、超音波検査、MRIなど)などを総合的に評価して行われます。
現在は、2010年に改訂された関節リウマチ分類基準を用いて診断するのが一般的です。分類基準を満たさない場合でも関節リウマチであることもあるので注意が必要です。
当院では、早期診断に有用である超音波検査も併用して診断しております。

治療

関節リウマチの治療は、痛みを和らげる薬と、免疫異常を調整する抗リウマチ薬に分けられます。
抗リウマチ薬の中でも、メトトレキサートという薬が基本の薬となっております。使用禁忌がなければ、まず最初にメトトレキサートを使用し、効果不十分なら徐々に増量していきます。
それでも効果がない場合は、生物学的製剤やJAK阻害薬を使用・併用していきます。(当院では使用しておらず、これらの薬が必要な場合は近隣の専門医療機関へ紹介状を作成させていただいております)
また、リハビリテーションも重要で各種物理療法の機械での治療や、関節炎が落ち着いているときは関節を動かすようにして筋力や可動域を落とさないようにする必要があります。

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