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リスフラン関節靭帯損傷

【概要】

リスフラン関節とは足の甲の関節で、その関節をつなぎとめている「靭帯」が損傷することをリスフラン関節靭帯損傷といいます。足部の捻挫ではありますが、一般的な足首の内反捻挫(前距腓靭帯損傷)とは受傷の仕方や痛みの部位が違います。主につま先重心の時に過度な力が加わることで、足の甲にある骨(内側楔状骨)と第2趾の骨(第二中足骨)をつなぎとめている靭帯が損傷・断裂し骨の連結が緩みます。甲の骨が緩むということは「足部アーチの低下」を引き起こす為、痛みと共に足の安定性の低下もみられるようになります。

 

【原因】

体操・剣道などジャンプ・着地や繰り返しのつま先での踏み込みを行うスポーツで受傷しやすいほか、繰り返し重い物を運ぶ仕事をしている方やハイヒールを多用する女性も受傷する可能性があります。つま先のほうに体重がかかった状態で無理なストレスがかかることで受傷してしまうリスクが高くなります。あのフィギュアスケーター・羽生結弦選手が2016年に痛々しく松葉杖を突いていたのも「リスフラン関節損傷」のためでした。

 

剣道の練習風景

 

【症状】

足の甲の腫れや痛み、歩行困難などの症状を引き起こします。リスフラン関節を傷めてしまうと足部の衝撃吸収能が低下してしまい、長期的にみても足部の疲れやすさや骨構造の破綻などに繋がってくる可能性があります。

 

【診断】

足を着いた時に、足首に近い「足の甲」に痛みを感じたら「リスフラン関節損傷」の可能性があります。特につま先荷重で痛みが増し、踵荷重で痛みが引きます。また「甲が腫れている・押すと痛い」などの症状も特徴的です。レントゲンでは楔状骨と中足骨の離開が診られます。明らかな受傷機転が無い場合もあり、「捻挫かな?」と軽視していると半年たってもなかなか治らないような事もあります。中足骨・楔状骨の骨折を併発している可能性もある為、痛みを感じた際には軽視せずに早期の検査をお勧めします。

 

【治療とリハビリテーション】

治療は保存療法が基本となります。損傷の程度にもよりますが競技復帰には概ね2~3ヶ月かかると言われており、まずは離れてしまった骨を引き寄せてギプス固定し、荷重がかからないように松葉杖を使用します。その後、荷重練習・柔軟性向上・筋力向上などを段階的に行い、正常歩行の獲得~スポーツ動作獲得へとつなげていきます。ギプス固定が外れても、リスフラン関節への負担を軽減する為にテーピングやインソールを用いて、アーチの低下・骨の離開を予防します。

 

テーピング

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