尿漏れの種類と対策及び予防のためのトレーニング法について 2024年11月1日 スタッフ ブログ 【尿漏れとは】 尿漏れとは、排尿しようと思っていないのにトイレ以外の場所で尿が出てしまい、生活上困ったり衛生的に問題が生じたりします。これには、骨盤底筋という筋肉が大きく関わっています。原因は、妊娠や出産、肥満、更年期に起こるエストロゲンの減少、加齢による筋肉の脆弱化などが挙げられます。また、排便時の過剰な努責、喘息や花粉症などによる持続的な咳やくしゃみ、コルセットの着用なども骨盤底筋に負荷がかか... 続きを読む
歩行速度の求め方や低下の原因及びトレーニング方法について 2024年9月1日 スタッフ ブログ 【歩行速度とは】 歩行速度は、バランス機能、筋力、循環機能など、全身の運動機能の指標になります。歩行速度については色々な研究があり、「歩行速度=歩行距離÷時間」で求められます。参考までに、国立長寿医療研究センターの研究では、65-69歳の男性は1.43m/秒、女性は1.38m/秒、70-74歳の男性は1.36m/秒、女性は1.29m/秒、75-79歳の男性は1.29m/秒、女性は1.22m/秒、8... 続きを読む
中学生を対象に野球肘検診を行ったときの内容や様子について 2024年8月1日 スタッフ ブログ 【はじめに】 6月のブログで野球肘検診の紹介をしました。横山医院では、6/29(土)に日本少年野球連盟(ボーイズリーグ)に所属している『綾瀬ボーイズ』の中学1~3年生約40名を対象に実施しました。当日は、院長及び理学療法士5名で、エコー2台を持って綾瀬市にあるグラウンドまで出張してきました。 臨床の現場で野球肘のリハビリを行うことは珍しくありませんが、今回は検診という形なので普段と少... 続きを読む
野球肘検診の流れや検診内容について|問診からエコー検査まで 2024年6月1日 スタッフ ブログ 【野球肘検診の歴史】 野球肘検診は、1980年代に徳島大学病院が野球少年の障害の実態調査のために少年野球組織と協力して大規模な検診を行ったのが始まりと言われています。現在では、全国的に医師や理学療法士、柔道整復師等が積極的に行うようになってきました。しかし、それでも全員が検診を受けているわけではなく、残念ながら肘を痛めて来院する小中生は当院にもたくさんいらっしゃいます。  ... 続きを読む
花粉症の基本的なメカニズムと対策及び主な治療方法について 2024年5月1日 スタッフ ブログ 【はじめに】 春になると多くの人がつらい症状に悩まされる花粉症ですが、くしゃみ・鼻水・鼻づまりなどに悩まされる方も多いのではないでしょうか。花粉症は「国民病」ともいわれ、最近の調査では日本人の2人に1人が花粉症の可能性があると報告されています。今回は正しい花粉症対策や治療について解説します。 【花粉症のメカニズムや症状について】 私たちの身体には有害なものを排除して身体を守ろうとする... 続きを読む
ドケルバン病 2024年4月1日 病気について 手・腕の症状 【概要】 ドケルバン病とは、手首の親指側の腱鞘炎の一種です。短母指伸筋腱と長母指外転筋腱を覆っている腱鞘が擦れて炎症を起こし、慢性化すると腱鞘が厚くなってさらに擦れやすくなります。それにより、手首に痛みが生じるようになります。 【原因】 反復的に手首や親指を使用する活動や作業(長時間のパソコン作業やスマホ操作など)が続くと、腱に負担がかかります。また、重いものを持ち上... 続きを読む
舟状骨骨折 2024年3月28日 病気について 手・腕の症状 【概要】 舟状骨骨折とは、親指の付け根にある「舟状骨」と呼ばれる骨に骨折が生じた状態をいいます。舟状骨は手の関節を構成する8つあるうちの骨の一つで、船底の弯曲に似た形から名前が付けられたとされています。親指を反らせると親指の付け根部分にくぼみが形成され、この部位に舟状骨が位置しています。また、手の骨折のなかで80%以上を占めるほど好発しやすい骨折です。 【原因】 スポ... 続きを読む
転移性脊髄腫瘍 2024年3月22日 病気について 【概要・原因】 転移性脊髄腫瘍とは、悪性腫瘍(癌・肉腫・白血病etc.)が脊髄に転移したものです。 【原因】 癌でなくなる人の30%は骨に転移があると言われており、その中で最も多いのが脊髄への転移です。 【症状】 悪性腫瘍によって侵された脊髄の痛みが背部や腰部に生じます。脊髄に圧迫が生じている場合には、麻痺を起こすことがあります。 &nb... 続きを読む
上腕骨頚部骨折 2024年3月14日 病気について 手・腕の症状 / 肩の症状 【概要】 上腕骨頸部骨折は、上腕骨の近位部で起こる骨折の総称です。同部位を骨折すると、肩関節周囲の痛みや肩関節の可動域制限が起こります。折れている部位、転位の有無、転位している骨片の数、脱臼の有無により16のタイプに分類されます。骨折のタイプにより、それぞれ最適な治療方針が定められます。 上腕骨頸部骨折の80%はズレが少ない非転位型骨折で、多くの場合は保存療法が選択さ... 続きを読む
頚肩腕症候群 2024年3月1日 病気について 手・腕の症状 / 肩の症状 / 首の症状 【概要】 頚肩腕症候群とは、腕や肩、首、背中などの痛みや感覚異常などの総称のことを言います。特徴としては、頚部のレントゲンやMRIで大きな問題が見られず、五十肩や腱板損傷といった肩の障害も否定される場合に診断される疾患です。 【原因】 同じ姿勢や動作の繰り返し、首や肩周りあるいは腕・指に負担の多い作業をしている場合に発症しやすいです。仕事に限らず、育児や家事、スポーツ... 続きを読む