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ロコモティブシンドローム

【概要】

ロコモティブシンドロームとは、運動器の機能が障害されることで移動が困難になり、日常生活レベルの低下が認められる状態のことです。骨や筋肉、軟骨や椎間板などが障害されると、立ったり歩いたりといった動作が困難になります。そのような状態が続くと生活に介護が必要になる可能性があり、要介護状態へと移行してしまう危険性があります。

 

介護士と高齢者

 

健康寿命という言葉がありますが、これは介護を必要としない健康な状態で日常生活を送れる期間のことを言います。日本では生命の寿命を迎えるまでに、男性で平均9年、女性では平均13年もの間なんらかの介護を必要としています。ほとんどの方が、生きているうちは可能な限り元気でいたいという気持ちを持っていらっしゃるかと思いますが、健康で長生きするためには運動器の機能をいかに維持していくかがとても大切になります。

 

【原因】

骨や筋肉は、30代を過ぎると徐々に衰えが生じるようになり、50~60代になるとさらに骨や筋肉の衰えが早くなります。これは加齢によるもので誰にでも起こりうることなのですが、だからといって何もしないと生活機能が低下して要介護状態への移行が早くなってしまいます。ロコモティブシンドロームの原因は生活習慣が問題となっていることが多く、次に挙げられるような生活習慣がロコモティブシンドロームのリスクを高めてしまうと考えられています。

 

・運動不足

・食生活の乱れ

・やせすぎあるいは肥満

・過去の大きなケガや過度な運動

 

【症状】

生活の中で気づくことのできる症状として、次に挙げられるようなものがあげられます。

 

・立ってズボンや靴下をはくのが難しい

・歩いているとつまずく

・階段を上るのが大変かあるいは手すりが必要

・長時間歩けない

 

これらの症状がある方はロコモティブシンドロームの可能性があるため注意が必要です。

 

【診断】

・立ち上がりテスト

 

立ち上がりテストのイラスト

 

・2ステップテスト

 

2ステップテストのイラスト

 

・ロコモ25:「ロコモ度テスト」で検索で検索していただくことで診断可能です。

【治療】

生活習慣の乱れがロコモティブシンドロームにつながるため、運動習慣や食生活などの改善が基本となります。運動習慣を身につけて骨や筋肉の低下を予防することが運動器障害を防ぐことになります。また、食生活の乱れにより痩せすぎたり太りすぎたりすることで、骨が弱くなったり関節に負担がかかりやすくなったりするため、バランスの良い食生活を送ることで適切な体重を維持するようにしましょう。

 

【リハビリテーション】

生活の中に継続可能なストレッチや筋力トレーニングを取り入れることが大切です。また、普段よりも少しだけ外出する機会を増やしたり、普段はエスカレーターを使うところを階段を使ってみるなど、ちょっとした工夫で運動量を増やすこともできます。自宅での運動で何をしたらよいかわからないといった方は、「ロコトレ」と呼ばれる2つの運動だけでも行うようにしてみましょう。

 

スクワットのイラスト

片足立ちのイラスト

 

運動習慣や食生活の改善には何よりも継続することが最も大切です。もしも要介護状態になってしまえばご本人だけの問題ではなく、ご家庭全体の問題になります。運動習慣がない、あるいは食生活の乱れや体重が適正でないことを自覚されている方は、早い段階で生活習慣を見直すようにしましょう。

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