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中心性脊髄障害

【概要】

中心性脊髄損傷とは、主に脊椎が損傷されて起きる疾患で頚椎に多いとされています。受傷機転として多いのは、交通事故やスポーツなどで首が急に後ろに反りかえることにより、頚髄中心部が挟み込まれるように損傷を受けることで起きます。主に腕や足にピリピリするような痺れが発症したりしてしまう症状が特徴です。頚髄には上肢と下肢を支配する神経線維が集中しています。上肢部分は中心部、下肢部分は外側に集中している為、患うと上肢部分に症状が出る事が多いとされています。

 

首を痛がる女性のイラスト

 

【原因】

交通事故やスポーツが原因でなることが多い疾患です。交通事故では追突事故などで首が不自然な形に伸びた状態で受傷するケースが多いです。特に変形性頚椎症や脊柱管狭窄症の既往がある方々は受傷しやすい傾向にあります。また、スポーツではアメリカンフットボールや野球選手に多いとされています。

 

アメリカンフットボールの練習風景

 

【症状】

症状としては、運動麻痺、痛み、痺れ、筋肉の萎縮が主な症状と言えます。損傷部位によっては箸を使う動作やボタンを留める動作などの手指巧緻動作に障害が出る方もいるようです。脊椎損傷の一部として捉えられています。

 

【診断】

主に画像診断と反射テストで検査をしていきます。画像診断ではMRI検査で診断を行います。損傷により脊椎反射障害が起きてしまう事もあります。反射テストとしては、ホフマン反射テスト・トレムナー反射テスト・ワルテンベルグ徴候検査を実施し陽性か陰性で判断します。

 

【治療】

主に手術療法や保存療法、薬剤投与療法の3つに分かれます。その中でも有効とされているのが薬剤投与療法であり、主に受傷後48-72時間以内にステロイド(メチルブレドニゾロン:MMPS)を大量投与する事が有効とされています。手術療法は頚髄の圧迫が重度である場合は除圧術を行うこととなりますが、一般的にはあまり推奨はされていません。保存療法では牽引療法や装具療法(Halo装具固定)の装着が主に対応されています。

 

【リハビリテーション】

症状によって行うことが変わってきますが、脊椎の損傷により、筋肉の力の抜き気のコントロールが上手くいかなくなるため、筋肉のこわばりが強くなってしまいます。また自分で動かす事が難しくなるため、関節が硬くなり動かす事が物理的に難しくなってしまうリスクが生じてしまう為、関節可動域訓練や筋力訓練などを行っていきます。

 

損傷程度によりますが、一度損傷した部位の回復は難しいとされている為、残存している機能を代償として使うための訓練なども行うこともあります。代償部位として体幹機能を使うことが多い為、全般的に体幹機能の筋力訓練等はされています。日常生活に支障をきたすほど損傷されている方は日常生活訓練としても行うことがあります。

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