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大腿骨頭壊死

【概要】

大腿骨頭壊死とは、骨盤と股関節を形成している大腿骨頭という部分への血流がなんらかの理由で障害を起こし、壊死してしまう病気です。また、同じ大腿骨頭壊死でも股関節の荷重部分での壊死かどうか、壊死している範囲はどれくらいかなどによっても、股関節に与える影響の大きさは変わってきます。

 

中高年の股関節の痛み

 

【原因】

この病気の原因として考えられている原因の1つが、「ステロイド」と呼ばれる薬の多量投与や、「アルコール」多飲などであり、それらの原因も含めて「特発性大腿骨頭壊死」と呼びます。しかし、また明らかな原因はわかっていない部分もあります。一方で、例えば大腿骨頸部骨折後の外傷が原因により大腿骨頭への血流が妨げられたなど、明らかな原因があるものを二次性大腿骨頭壊死と呼びます。

 

【症状】

また、壊死が起こっても大腿骨頭が潰れてこなければ症状がない場合も多くあります。ただ、大腿骨頭が壊死して潰れてきてしまうと、股関節が痛むようになったり、歩くのが辛くなったりといった症状が出現するようになります。壊死の範囲が狭い場合には大腿骨頭が潰れる速度は遅いとされていますが、壊死の範囲が大きいと短い期間で痛みが強くなり、関節可動域制限も大きくなることが予測されます。

 

【診断】

大腿骨頭壊死の診断において、初期ではレントゲン画像での判断が難しい場合があるため、MRI画像での診断が有効になります。

 

【治療】

保存療法で経過観察する場合には、消炎鎮痛薬や運動療法などを併用して行います。もし痛みが強い場合には、松葉づえを用いて荷重部分のストレス軽減を図ることもあります。また、年齢が若い方がこの病気になってしまった場合、関節を温存することが大切になってきます。もし手術をする場合、若い方では「大腿骨内反骨切り術」や「大腿骨頭骨切り術」などを行い、壊死した大腿骨頭部分にかかる荷重ストレスの軽減を図ります。また、50歳以降では「人工股関節置換術」が有効です。人工股関節は対応年数があるので、あまり若い方だと再手術が必要になってしまうので、年齢を考慮した治療法の選択が重要になってきます。

 

人工股関節のイラスト

 

【リハビリテーション】

大腿骨頭壊死に対するリハビリテーションは、保存療法では股関節の可動域維持や筋力低下の予防、あるいは痛みを出さないような動作方法の獲得などを目的に行います。また、手術をされた場合も可動域や筋力の維持・改善は重要で、日常生活動作の練習なども並行して行っていくことで、普段の生活あるいは職場に復帰するためのリハビリテーションを進めていきます。

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