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肩関節周囲炎

【概要】

肩関節周囲炎とは、明らかな原因がなく肩関節の痛みや関節可動域制限が生じる疾患のことです。いまのところ発症の明らかな原因はわかっておらず、いくつかの病態を含んだ疾患でもあるのでその症状もざまざまです。典型的な肩関節周囲炎では、症状の経過によって炎症期・慢性期・回復期とに分けられ、それぞれの時期で治療方針や対応も異なってきます。

 

肩を痛がる高齢女性

 

【病期分類ごとの治療とリハビリテーション】

・炎症期

炎症期には安静時や夜間にも痛みが生じることがあり、就寝中も痛みのために起きてしまうことがあります。この時期には痛みとともに、徐々に関節可動域制限が生じるようになります。この時期では、痛みに対する対応が特に重要になってきます。無理に肩を動かして頻繁に痛みを生じさせていると、痛みに対する過敏性が生じたり関節可動域制限が残存してしまったりすることもあります。治療では、消炎鎮痛剤などの薬物療法やリハビリテーションを行います。リハビリテーションでは日常生活上での疼痛緩和のための指導や、肩関節周囲の柔軟性維持のための運動指導などを行います。痛みが強い場合には注射により痛みを抑えることもあり、肩関節の状態に応じて効果的な治療を選択していきます。

 

・慢性期

慢性期では安静時や夜間の痛みは徐々に落ち着いてきて、動作時の痛みや関節可動域制限が主な症状となります。この時期では、日常生活上で痛みが気になる方に対しては消炎鎮痛剤などの薬物療法を継続して行います。また、リハビリテーションにおいては物理療法や運動療法などを行い、より積極的な肩関節の動きを促し、肩関節周囲筋の筋力維持・改善を図っていきます。

 

・回復期

回復期になると、肩関節の痛みにはさらに軽減がみられ、関節可動域も徐々に改善がみられてきます。この時期ではさらに積極的なリハビリテーションが有効になってきます。肩関節の長期的な痛みや関節可動域制限により、肩甲骨や体幹の動きにも制限が生じていることもあります。さらに、肩関節と肩甲骨の動きのバランスに崩れが生じていることもあるため、それらの動きの協調性のなども回復させていきます。

 

肩のストレッチをする女性

 

肩関節周囲炎の治療で大切なことは、それぞれの時期に応じた適切な対応をしていくことです。肩が動かないからといって痛くても無理に肩を動かして、一人で治そうとしてはいけません。そういった行為はおそらく肩の状態を余計に悪化させてしまうでしょうし、回復期になっても関節可動域の制限が十分に回復しなくなってしまうかもしれません。まずは自分の肩がどうなっているのか、しっかりと状態を把握することが重要になってきます。

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