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鎖骨骨折

【概要】

鎖骨は胸骨と肩甲骨をつなぐ大切な役割をしています。鎖骨骨折は中1/3での発生率が最も高く、小さな子供から高齢者まで比較的幅広い年齢層でみられます。また、中1/3の骨折に次いで頻度が多いのが鎖骨外側での骨折(鎖骨遠位端骨折)で、最も頻度が少ないのが鎖骨内側での骨折(鎖骨近位端骨折)となります。鎖骨内側の骨折では、鎖骨の裏側を通っている血管や神経を損傷してしまうこともあります。

 

【原因】

受傷原因として肩の外側から間接的に外力が加わる場合と、直接的に外力が加わる場合があり、交通事故やスポーツによる物理的ストレスによるものが多くみられます。特にラグビーやアメリカンフットボールなどの直接的に大きな衝撃を伴うスポーツで発生頻度は高くなります。

 

ラグビーの練習

 

【症状】

骨折部周辺の腫れや痛み、骨折に伴う変形などがみられます。中1/3で骨折した場合、外側では腕の重みで肩が下がり、内側では筋肉により骨が引き上げられることで、外側に比べて骨が上方へ転移することがあります。

 

【診断】

レントゲン検査を行うことで骨折は容易に診断可能です。鎖骨内側の骨折では骨折線がわかりにくいこともあるため、CT検査を行うことがあります。

 

鎖骨骨折のレントゲン写真

 

【治療】

転移がなく安定した骨折では、鎖骨バンドやスリングで固定するなどの保存療法を行います。しかし、解放骨折や転移がある場合には手術適応となることがあり、プレートやKirshner鋼線などによる固定術を行います。保存療法と手術療法どちらの場合でも、骨折部の癒合には最低4週間程度を要します。また、スポーツへの復帰は通常3~4か月かかります。

 

【リハビリテーション】

鎖骨は肩甲骨と連結があり、肩関節の動きを円滑にするためにとても大切な働きをしています。そのため、鎖骨骨折では肩関節の可動性低下、肩甲骨の可動性低下、腕の筋力の低下などがみられます。そして、円滑な肩関節の動きには鎖骨と肩甲骨との強調した働きが必要不可欠となります。鎖骨の固定期間があると、肩甲骨との強調した動きも障害される可能性が高くなるため、協調性を改善させる訓練も重要になります。

 

また、肩関節は90度以上あげてしまうと鎖骨の動きが大きくなってしまうため、まずは90度の範囲内から徐々に肩関節の可動域訓練を行います。また、腕の筋力や下半身の筋力が落とさないための筋力トレーニングも重要となります。スポーツ復帰に関しては、医師と相談しながら競技再開を図っていきます。

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