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肩鎖関節脱臼

【概要】

肩鎖関節脱臼とは、肩甲骨と鎖骨をつなぐ「肩鎖関節」という場所が脱臼を起こしてしまうものです。主な原因としては、スポーツや事故などで肩から落ちて脱臼してしまう場合や、手や肘から勢いよく転倒することで肩鎖関節まで力が伝わることで脱臼してしまう場合があります。スポーツではラグビーや柔道、レスリングなどのコンタクトスポーツに多くみられますが、それ以外のスポーツでも勢いよく転倒することで受傷してしまうこともあります。

 

ラグビーの練習

 

【症状】

症状としては、激しい痛みや強い腫れなどが生じます。また、手を上に挙げるなどの動作は鎖骨の動きを伴うため、肩鎖関節脱臼後にそのような動きをしてしまうと脱臼部位がずれてしまうため注意が必要です。受傷直後には無理に肩を動かさずに安静にしておくことが大切です。痛みや腫れが強いときには我慢せずにお近くの整形外科を受診されることをお勧めします。肩鎖関節脱臼では、肩鎖靭帯や烏口鎖骨靭帯などの靭帯の損傷を伴うことも多く、その損傷の程度により脱臼の方向や程度は異なってきます。

 

【分類】

肩鎖関節脱臼の程度を分類するときには「Rockwood分類」がよく用いられます。Type Ⅰ~Ⅵに分類され、Ⅰ~Ⅲは基本的に保存療法の適応となり、Ⅳ・Ⅴは手術を検討するような状態で、Ⅵは非常に稀ですが絶対的な手術の適応となります。

 

【治療とリハビリテーション】

保存療法は三角筋などによる固定で十分であり、過度な固定はしないように注意が必要です。それよりも、痛みの軽減に合わせて早い時期から関節を動かすように努めることが大切です。手術が必要な場合には、烏口鎖骨靭帯の再建術として「Cadenat法」や「Dewar法」、肩鎖靭帯再建術として「Neviaser法」などが普及しています。

 

また、肩鎖関節周囲の関節や肩甲骨に付着している筋肉などに硬さがあると、肩鎖関節にかかる負荷が大きくなり、治癒期間が長くなってしまったり再発のリスクが高くなったりなどといった問題につながりやすくなります。そのため、リハビリテーションでは肩関節周囲の筋肉の柔軟性を改善させたり、インナーマッスルを強化して肩関節の安定性を高めたりすることで肩鎖関節にかかる負担の軽減及び安定性の向上を図っていきます。損傷が軽度の場合には、超音波などにより損傷の修復を促すための物理療法を行うこともあります。また、肩鎖関節治癒後にスポーツに復帰されるとき、まだ肩を動かすのに不安があったり多少痛みが残っていたりした場合には、テーピングによって肩鎖関節を固定しておく方法もあります。

 

テーピング

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