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筋・筋膜性腰痛

腰を痛がる若い女性

【概要】 筋・筋膜性腰痛は、腰の筋肉や筋膜に対して急激にあるいは慢性的に負担がかかることで生じます。この腰痛はレントゲン上では異常がなく、足への痛みや痺れなども起こりません。スポーツなどで腰の筋肉に急なストレスがかかった場合や、不良姿勢などで慢性的に筋肉や筋膜への持続的なストレスが生じた場合などに発症します。急な強い腰の痛みとして知られている「ぎっくり腰」も、筋・筋膜性腰痛であることが多いとされて...

人工股関節

人工股関節のイラスト

【概要】 人工股関節置換術は、末期の変形性股関節症や大腿骨頚部骨折後などに行われる手術方法の1つです。末期の変形性股関節症では、関節の破壊により歩行障害や股関節の痛みなどが生じるため人工股関節の適応となります。また、大腿骨頚部骨折では骨折後に骨の癒合が起こりにくいため、人工股関節が選択される場合があります。     人工股関節には「コバルトクロム合金」や「チタン合金」といった...

上腕骨外側上顆炎

テニスのバックハンド

【概要】 上腕骨外側上顆炎は、テニスのバックハンドストロークが原因で発症することが多いことから「テニス肘」とも呼ばれています。上腕骨の外側上顆という部位には手関節や指を動かす筋肉が多く付着していて、それらの筋肉に持続的なストレスがかかることで筋肉の付着部付近での微細な損傷や炎症が生じ、肘の外側が痛む原因になります。上腕骨外側上顆炎に対するテストには「chair test」や「thomsen´s t...

肩関節脱臼

肩の脱臼のイラスト

【概要】 肩関節は広い可動域をもつ反面、とても不安定な関節でもあります。そのために脱臼してしまうことも多く、肩関節脱臼は全関節脱臼の約半数を占めるとされています。その中でも前方への脱臼が97~98%を占めるという報告もあり、一度肩を脱臼してしまうと反復的に脱臼を繰り返してしまう確率が高くなってしまいます。肩関節の脱臼は、下の写真のような「屈曲・外転・水平外転」という動きを強制されたときに多く発症し...

腱板損傷

腱板損傷のイラスト

【概要】 肩関節を安定させる「棘上筋」「棘下筋」「小円筋」「肩甲下筋」という4つの筋肉の腱の部分を総称して腱板と呼びます。この4つの筋肉のうち1つでも腱が損傷したものを腱板損傷といいます。特に損傷されやすいのが棘上筋という筋肉で、構造的に損傷を受けやすい位置に腱が存在しているということが損傷を受けやすい原因としてあげられます。     腱板には、上腕骨頭を肩甲骨に引き付けて、...

痛風発作

足首の腫れと痛みのイラスト

【概要】 痛風発作は、体内に尿酸という物質が蓄積することで生じます。尿酸とはプリン体の最終産物で、プリン体を多く含む食べ物を好んで摂取される方で発症しやすいと言われています。この尿酸の値が7.0ml/dlを超えると高尿酸血症と診断され、痛風関節炎や痛風結節などを引き起こす可能性が高くなります。尿酸値が高ければ高いほど、高尿酸血症の期間が長ければ長いほど痛風関節炎の出現率は高くなるとされています。 ...

腰部脊柱管狭窄症

足の神経症状のイラスト

【概要】 腰部脊柱管狭窄症とは、背骨の中にある神経の通り道が狭くなってしまう病気です。     背骨の中にある脊髄という神経の通り道のことを脊柱管といい、その脊柱管が狭くなってしまうことでさまざまな神経症状を引き起こすようになります。脊柱管が狭くなってしまう要因には、次のようなことが考えられます。   椎間板の膨隆 黄色靭帯が厚くなり広がってくる 骨が出っ張ってく...

変形性股関節症

股関節を痛がる高齢女性のイラスト

【概要】 変形性股関節症とは、股関節にある関節の軟骨がすり減ってしまい、関節が狭くなってしまうことでさまざまな症状を引き起こす病気です。変形性股関節症には一次性股関節症と二次性股関節症とがあり、一次性股関節症は原因が明らかになっていないものを言います。ただし、大腿骨頭すべり症や臼蓋形成不全といったもともとの股関節の問題によるものも多いとされています。二次性股関節症では、先天性股関節脱臼や臼蓋形成不...

鵞足炎

膝を痛がる若い女性のイラスト

【概要】 鵞足炎は、スポーツを行う人に多い膝の慢性的な炎症症状です。脛骨(すねの骨)の内側には縫工筋・薄筋・半腱様筋・半膜様筋の4つの筋が扇状についており、それが鵞鳥(がちょう)の足のように見える為「鵞足」と呼ばれています。膝を繰り返し曲げ伸ばしすることで鵞足に付着する筋・腱・滑液包などが炎症を起こし痛みが発生します。診断は症状から判断しますが、超音波を用いると炎症の状態などがよりわかります。同じ...

膝蓋大腿関節症

膝のお皿まわりを痛めたイメージイラスト

【概要】 膝蓋骨とは「膝のお皿」のことで、大腿骨とは「太ももの骨」のことです。通常膝の曲げ伸ばしをする時、膝のお皿は上下左右に少しずつ動き大腿骨の上を滑らかに移動します。しかし、何回も繰り返しストレスがかかると膝蓋骨周囲に炎症が起きたり、膝蓋骨の裏と大腿骨の全面の軟骨が削れてきて、次第にギシギシと引っ掛かり痛みや可動域の制限が現れます。特に階段の昇り降りなど膝に負担がかかる動きの時に、膝の前(お皿...
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